希望する人事異動の実現には、「事前相談」が何より大切です
人事異動は、多くの先生にとって人生や働き方に大きく関わる重要な出来事です。
しかし、人事異動調書だけでは、一人ひとりの事情や思いが十分に伝わらないことがあります。
例えば、
- 家族の介護や育児
- 通院や健康上の事情
- 生活環境
- 通勤時間
- 現在の職場で抱えている課題
- 今後のキャリアへの希望
こうした内容は、限られた記入欄だけでは十分に表現できないことも少なくありません。
そのため沖教組那覇支部では、人事異動調書の提出前に、一人ひとりと丁寧に面談を行い、状況や希望を詳しく伺っています。
調書の書き方も一緒に考えます
「何を書けば伝わるのか分からない」
「この事情を書いていいのだろうか」
そんな相談も多く寄せられます。
私たちは、単に調書を書くお手伝いをするだけではありません。
先生一人ひとりの生活や働き方を踏まえながら、希望や事情が適切に伝わるよう、一緒に文面を考えます。
教育行政は学校全体の配置や人員バランスを考えます。
一方、組合は先生一人ひとりの生活や働く環境を守る立場から相談を受けています。
双方の視点を大切にしながら、より良い人事異動につながるよう取り組んでいます。
教育事務所とも丁寧な情報共有を行っています
那覇支部では、本人から丁寧に聞き取った内容をもとに、教育事務所との人事異動交渉を行っています。
教育事務所にとっても、現場の実情や本人の状況を詳しく知ることは大切です。
本人の希望や事情を十分に把握しないまま配置すると、結果として勤務の継続が難しくなったり、休職につながったりするケースもあります。
そのため、組合が本人から丁寧に聞き取った情報は、教育事務所にとっても重要な資料となっています。
教育事務所が把握している情報と、組合が聞き取った本人の状況を丁寧に突き合わせながら、一人ひとりにとってより良い人事異動となるよう協力して取り組んでいます。
その結果、那覇支部では例年90%以上の高い解決率を維持しています。
内示が出てからでは、できることは限られます
「内示を見て初めて相談したい」と思われる方もいます。
しかし、人事異動は多くの先生が連動して決まるため、一度決定した配置を変更すると、次々に別の異動にも影響が及びます。
そのため、内示後に人事異動を変更することは非常に難しいのが現実です。
だからこそ、内示前の事前相談が何より重要です。
少しでも不安や希望がある場合は、早めのご相談をおすすめします。
毎年9月に「人事異動学習会」を開催しています
那覇支部では、例年9月に人事異動学習会を開催しています。
学習会では、
- 人事異動の仕組み
- 調書作成のポイント
- よくある相談事例
- 教育行政との交渉の流れ
などについて分かりやすく説明します。
その後、予約制による個別相談を実施し、一人ひとりの状況に応じたきめ細かな相談を行っています。
組合員だからこそ受けられる支援があります
教育委員会・教育事務所との人事異動交渉は、組合員の権利や労働条件を守るための組合活動として行っています。
そのため、組合員ではない方の個別要求を組合として交渉に乗せることはできません。
これは組合の都合ではなく、労働組合という制度上の役割によるものです。
人事異動は、一人で悩まず、事前に相談することでより良い結果につながる可能性が高まります。
那覇支部では、先生一人ひとりの声に耳を傾け、安心して働き続けられる環境づくりのため、これからも人事異動相談に力を入れて取り組んでいます。
具体的な相談の日程は、都度、新たな記事でお知らせしていきます

