能登半島地震被災支援ボランティアに書記長を派遣

沖縄県教職員組合那覇支部は、2024年5月10日から12日の3日間、石川県の能登半島地震被災支援ボランティアに神谷朝勇書記長を派遣しました

神谷朝勇書記長の報告

能登半島では宿泊先を確保することが難しく、金沢市に宿泊して、そこからボランティアのセンターがある羽咋市まで1時間をかけて電車で集合

そこから、1日目は珠洲市までボランティアに出かけて、往復だけでも8時間近くかかり、実際に作業できたのは2時間程度

2日目は、能登町に出かけて、3時間ほど作業ができました

3日目は輪島市に向かいましたが、あいにくの雨で作業ができず、輪島市の朝市などの被災地を見て回りました。

どこでも、被災してから4カ月が経過しても、がれきの山の状態に驚きを隠せませんでした

能登半島はお年寄りが多く、自分たちではがれきの撤去もままならない。行政の支援も少ないように思いました。そんな中で、わずかな時間のボランティアにもとても感謝していただき励みになりました

被災して、本当に大変な状況なのに、明るくボランティアを気遣ってくれる姿に能登の人の強さも感じましたが、この状況が放置されていることに怒りもわきました

能登では昼食を調達できる場所を探すのも大変そうでしたので、事前に購入した弁当を持っていきました。移動だけでも大変な状況に能登半島地震の困難さを感じました

金沢からしかボランティアに向かえない状況も改善が必要だと思いました。能登半島にボランティアの拠点が必要です。どこの町でもボランティアの姿をあまりみかけなかったのが気がかりです

しかし全国から教職員の仲間もボランティアに参加していたのも心づよかったです

能登でボランティアをした経験を組合の内外で報告し、全国的な支援の輪を広げている一助としたいと思います

また、私たちが被災した時にどういう行動をとるべきか、日常的な対策と行政に求めていくことは何なのか改めて考える契機としたいと思います

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