次２０２３年度は、４年に１度の小学校の教科書採択の年度です。
例年、新教科書と検定内容は3月末に新聞報道され、5月末頃から各採択区における見本本展示において公表されます。小学校新教科書の内容がどうなっているか、どのような検定が行われているかを教師や保護者・地域住民も把握し、教科書採択にその声をいかしていくことが重要です。
教科書採択は「教育委員会が採択する」とされていますが、実際に教科書を使って授業をする教職員の意見や、見本本を読んだ地域住民の声などを十分に尊重して行われるよう求められます。
日本政府も批准しているILO・ユネスコ「教員の地位に関する勧告」は、「教員は、児童・生徒に最も適した教材および方法を判断するために格別の資格を認められたものであるから、……教材の選択と採用、教科書の選択、教育方法の適用について不可欠な役割を与えられるべきである」と述べています。
次年度、５月の見本展示で多くの教員や保護者・地域住民の方々が足を運んでいただけるよう呼びかけます。
〇見本展示が行われる教科書センター一覧
