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正式名は「沖縄県教職員組合那覇支部」
公立の小学校・中学校の先生の「くらしと権利を守る」教職員組合です。
沖教組那覇支部(オキキョウソナハシブ)の管轄地域は、那覇市・浦添市・久米島町・北大東村・南大東村です。
私たち沖縄県教職員組合那覇支部は、地方公務員法で認められた沖縄県人事委員会登録の職員団体です。沖縄県教職員組合の那覇支部としての立場とは別に、那覇支部独自でも職員団体として登録しており、那覇支部独自でも県と交渉する権利を有しています。
教職員組合は、組合員の組合費から活動が成り立ち、個々の組合員の困りごとの解決を代わって行うことを任されています。組合の目的のために組合員がいるのではなく、組合員の思いを代行して行動し、実現を目指すのが組合です。
どんな活動をしているの?(年間時系列編)
組合の仕事は多岐に渡りますし、要求に応じて新たな活動もどんどん生まれます
そんな中で現在の主な活動を紹介します。年間行事の時系列で主なものを紹介します。
4月 新規採用者激励行動
毎年度、4月1日の新規採用教職員の辞令交付式の会場近くで、新規採用者へ組合の紹介と、教職員の権利などについての資料等を配布しています。「おめでとうございます」と新規採用の方々へ声をかけ、明るい晴れ晴れとした皆さんを見るたびに、教職員が長く働ける安心・安全な職場をつくることの大切さを改めて認識させられ、組合としても元気が出る取り組みです。
4月 退職者感謝のつどい
退職した組合員の皆さんに感謝と激励の気持ちを込めた「つどい」を開催しています。沖教済の退職互助部の三線サークルの先輩たちの演奏で幕を開け、その時々の演目や来賓のあいさつがあります。最近は新型コロナ感染症の影響で開催できていないので、代替として記念品を退職者に送らせていただいています。
5月 分会代表者会議
各分会の代表者が集って、組合活動の報告と現場からの意見をあつめます。これもコロナ禍のもとで実施できておらず、当面の最大の課題となっています。
5月 青年部ボーリング大会
とても好評な青年部のボーリング大会、その後の懇親会も盛り上がります。コロナ禍で実施できていないのが本当に残念です。
6月 支部定期大会
那覇支部の前年度の活動を総括し、新年度の活動方針を定める大事な大会です。財政の報告と新年度予算もここで決定します。コロナ禍で書面会議やZoomでのハイブリッド開催となっています。組合員のみなさんのお互いの顔が見れる良い機会でもあるので早く普通開催ができるようになりたいものです。
6月 教職員交流バレーボール大会
組合に加入・未加入を問わず、すべての教職員が参加して行われる団結交流バレーボール大会。景品も用意しています。年度で1番の大規模で盛り上がるイベントですが、これもコロナ禍のもとしばらく実施できずさみしい限りです。
7月 教育研究集会全体会
沖教組那覇支部は、「すべての子どもに生きる力と学ぶ喜びを!」という研究テーマのもと、これまで多くの教育活動に取り組んできました。教育が独立性を失うと国全体のすすむ方向が間違ってしまうことは、これまでの歴史が証明しています。戦後76年、かつて教え子たちを戦場へと追いやってしまった責任の一端を、私達教職員は今も負い続けなくてはなりません。決して忘れてはならない深い悔恨と反省から、「教え子を再び戦場に送らない!」という崇高なテーマが生まれました。日本国憲法・子どもの権利条約の理念にもとづき、すべての子どもに生きる力と学ぶ喜びを育む教育をともにつくる。そのための教育研究集会です。毎年、有益なお話をされる講師を招いています。
7月 やんばるツアー
女性部主催のやんばるツアーです。やんばるの森を体験し、オリオンビール工場を見学するなど行ってきました。内容についてはアイディア募集中です。これも台風とコロナ禍で5年も開催できていません。
7月・8月 ランチミーティング強化月間
沖教組では分会集会に弁当などの補助を出しています。組合に加入していない人も一緒に、ランチをしながら学校現場の悩みや働き方について語り合いましょう。支部からも説明にうかがいます。ランチミーティングは通年通して複数回(限度あり)
8月 那覇支部・島尻支部合同「平和の旅」
島尻支部との合同で行っている青年部の取り組みで、これまでは福島の視察を行っていました。2022年度からは、県外の米軍基地の現状も知りたいという声もあり、隔年で基地の街と被災地を訪れることになりました。
8月 議員との意見交流会
那覇支部管内の県議会議員、市議会議員との意見交換会を行っています。これまでは離島から及びするのは憚られたので、離島の議員さんとの交流は行ってきていませんが、いまはZoomがあるので今後は呼びかけを検討しているところです。
9月 カムバックセミナー
育児休暇などで長期休職していた方に、ケーキとお茶を食しながら様々な情報提供を行う企画です。
9月 人事異動学習会と個別相談①
人事異動の時期に合わせて、学習会を行い、個別の相談を行ったうえで、行政と交渉をします。行政と教職員がともに納得する人事異動をめざしています。
9月 教育研究集会分科会
10月 人事異動個別相談②
校長から調査票(個票)が配布され、人事異動に関する説明がある時期に個別相談を受け付けます。交渉権を持つ組合としての制度上、組合員が対象となります。
11月 人事異動交渉
組合員から聞き取った内容をもとに直接教育事務所と交渉し、双方にとって円滑な人事異動を実現します。
11月 青年部キス釣り大会
青年部の取り組みです。屋我地島でボートにのって、キスをつります。屋我地の自然に触れ合い、参加するだけでも癒されるイベントです。
11月 分会代表者会議②
各分会の代表者が集って、組合活動の報告と現場からの意見をあつめます。これもコロナ禍のもとで実施できておらず、当面の最大の課題となっています。
1月 新春のつどい
2月 支部役員選挙(2年に1度の改選)
2年に1度の役員選挙です。委員長、副委員長、書記長、執行委員、連合分会長、青年部長、女性部長が選挙されます。
2月 人事異動内示後の相談と人事交渉
人事異動の内示が出た後に、不本意な結果となった場合に再度交渉します。一度枠組みが決まった後の交渉となりますので、かなり難しい交渉になります。できるだけ、内示前の相談をお願いします。
組合の活動と政治
沖縄県教職員組合那覇支部は、教職員のくらしと、働く環境の改善のための要求の実現を求めて活動しています。
人事異動相談や、賃金の引き上げ、教職員の増員、少人数学級の実施などを求めて活動していますが、その多くは国や文科省、沖縄県、各市町村が決めなければ実現しない問題が多くあります。法律は立法府たる国会で立法されます。私たちの要求やくらしは切実に政治にかかわっています。そのため、那覇支部では首長や議員に働きかけ、要求書を提出したり、署名を集めて請願したりします。
また、組合として集会やパレードの実施、主張や要求をアピールするチラシの配布、父母や地域住民への働きかけなど、世論に訴える活動も行います。政党や議員と交渉や懇談の場を持ち、直接訴えることもあります。
選挙結果は、教職員の要求の実現に直接結びつくことから、教職員に投票を呼び掛けています。
同時に、沖教組那覇支部は政党からは完全に独立しています。組合員がどの政党を支持するかは自由です。沖教組那覇支部が特定政党に資金を提供したり、支持を求めたりすることはありません。